米国30年国債先物の価格チャート
10年国債の水準が一時1.52%を付け、戦時下のゴタゴタを除くと市場最低水準を更新し続けている。
ところで、米国国債の指標銘柄が30年の長期国債を見ていた時代もあった。
その30年もの国債の利回りは 2008年12月18日 即ちリーマン・ショックの後の年末超要因によって極端なフライ・トゥ・クオリテイが起こったときに終値ベースで(※FRBのH15のデータより)2.53%をつけたというのが直近の最低であり、昨夜(5/31)の水準2.64からもうちょっと下のところにある。
実際の債券トレーディングでは、債券価格の上下動が損益に結びつくわけだが、よく示されている利回りデータとは実際に取引されている個別・現物の国債の複利表示の利回りとなる。
本日はちょっとメガネを変えてその先物の価格に着目して見てみよう。
◯ 30年国債の先物価格が昨夜その価格が150を突破した。
日本国債先物も米国国債先物とほぼ同じ仕組みになっている。
当たり前のことだが、現物の国債は発行した時点が満期までの期間が最長であって、時間が経つにつれ、だんだん短くなっていく。
そして発行時の経済状況によって決められたクーポンは償還まで不変である。
長い期間をとってみると発行される債券の、各々のクーポンはかなり大きく変化する。
このように個々の銘柄によって、条件が異なる宿命にある国債を先物として取引するには若干の工夫がされているのだが、以下にそのポイントを列挙しておく。
1. 国債先物の最終決済は現物国債の引渡しで行う
※日経平均先物のように計算値で行うのではない
2. その最終決済に使う銘柄はある幅を持った条件を満たした国債を
引き渡せばよい。
※具体的には残存年数の条件を満たすことがポイント。
【例】10年の先物は残存7年以上の国債であれば、どれでもよい等
3. 現実に流通している国債のクーポンはまちまちであるが、先物は標準的
クーポンの率を予め決めていてそこから価格が(複利ベースで)逆算されて
取引されている。
※10年30年の標準金利(クーポンの率)は6%である。
(かつては8%だったこともある)
4. 実際に国債の受け渡しをするときには、上記した標準金利と各々の国債の
クーポンの大きさを調整する比率(コンバージョン・ファクター/CF)に従って、
受渡しをする額面金額の大きさを調整して決済をする。
※したがって、どの銘柄を引渡したら一番有利であるといった事態が生じる。
5 .どの銘柄を引渡すかは、先物を売り立てていた側、つまり現実に持っている
(だろう)側が現実には引渡しを行うわけであるので、売建て側が決める
ことが出来ると約束されている。
※ところで、CFで調整した後に、どの銘柄を引き渡せば最も有利(つまり最安
である)かは計算でわかりこの銘柄をその時点でのチーペストデリバーと呼ぶ。
さて、150円という水準に基本的にはあまり大きな意味はない。
以下はちょっとしたおまけを述べる。
単利ベースで考えると理論的にはその価格を超えていかないはずだという水準が債券先物にはある。
それは単利ベースで考えたときにマイナス金利の一歩手前、即ち金利0%となる価格だ。
上で、10年と30年の先物の標準金利が6%であると述べた。
この年利6%が意味するところは、例えば10年間この国債を保有し続けると利息の合計が100の元本に対して60になるということである。
即ち当該債券を160円で買った時、10年間かけて返してもらえる金額の単純合計が160円にしかならないということは、利息が全くつかなかったという事になるのだ。
それ以下では赤字ということであり、それは金利がマイナスであったということを意味する。
さて、ここで理論上の最高値160円にかなり近い150円が示現した! これは大変なことだ!
と早合点してはいけない。
30年債なのであるから30年分の利息の合計を元本に加えた額は 6×30+100=280である。
ここで、な~んだ安心したという落ちでも良いのだが、非常に残存期間の長い債券の価格は2倍になる可能性も残っているというポイントにも着目しておいて欲しい。
債券と言えども結構なボラティリティを見せることもあるのだ。
昨日も同様な感想を述べたが、この債券マーケットに比べ、米国株式市場は下げてきていると言えどもかなり緩慢な動きをしているように見えて仕方がない。
ガクッと節を抜けたように米国国債の金利が一段低下した。
いよいよ過去最低を更新しつつあるようなので米国国債利回りのチャートを添付しておく。
ギリシャに加えスペイン問題の深刻化が加わりEURの先行きが再び不透明となっている。
EURJPYの直近の1時間足を貼り付けておくが、損切りが損切りを呼ぶ一方通行の下げとなっている。
相対的にドルが上昇し、ドルインデックスは新しいゾーン入りしたように見える。
それ以上に強いのが日本円で、結果、ドル円の79割れが示現している。
このような状態を受けて日本の株式市場を代表するTOPIXも直近安値を割り込む状態となっている。
しかし、これらリスク・オフの大きな流れと比較するとNYの株式市場の調整は非常に緩やかだ。
NYの株式市場全体を表す「加重平均型株価指数のSP500」のチャートを見れば明らかだ。
以前は恐怖指数の代表格として取り上げられていたVIX指数だが、この米国株ばかり堅調な状況下では、不気味な落着を見せている (理屈はあっていてその意味で不思議ではないのだが)
ということで、Globalなリスク指標としては米国債の利回り推移とドルインデックスの変化を重視していかないと、日本株などを見るとき等、手痛い結果を招きかねない難しい展開が続きそうだ。
日経225監視シートを使って本日の日経平均先物8500円の攻防を見てみました。
収録したのは2012年5月24日午後13時42分ころから 5分強の動画です。
グラフは過去数年間のNT倍率の推移
一つ前のエントリー、 とはいえ、日経の下げが大きかったのを「陰謀論」を持ちだしてくるのは早計だろう。
そもそもNT倍率はかなり長いトレンドで拡大を続けており、今回の下落局面でも同様であった。
本日NT倍率は縮小したものの相当高い水準であったゆえに、NTプレーヤーのある程度の利食い的なものがあったのかもしれない。
しかし逆の目線から言えば、TOPIXの弱さは相変わらずであり、「時価総額の大きな会社≒日本を代表する世界に冠たる大企業群+金融機関」の苦戦が非常に憂うべき状況が続いているという見方は一定の評価は受けるだろう。
日本株に投資する場合はどうしても「世の中の変化に強い」小型の会社をよく探すという戦略が支持されるのは極めて自然なことなのだろう。
狙われた日経平均???
結構大きな下げとなった日経平均ですが、その割にはTOPIXがあまり下げていないという指摘もあり、ちょっと日経平均寄与額で本日下げへの貢献が大きかった銘柄を並べてみたら案の定・・・
ちなみに本日引けベースで50円額面に換算し直した株価の高い銘柄20潔は以下のとおり
9983 ファーストリ
6954 ファナック
9984 ソフトバンク
6971 京セラ
7267 ホンダ
9433 KDDI
7751 キヤノン
4063 信越化
8035 東エレク
6762 TDK
9735 セコム
4502 武田薬
4523 エーザイ
7203 トヨタ自
4503 アステラス薬
4543 テルモ
6902 デンソー
3382 7&iHD
6857 アドバンテス
9613 NTTデータ
【20120522気になるチャート】
朝方は若干反発の気配を見せたかに見えたFacebook株も結局は引けにかけて失速。
目下のところ良いところ無しの展開だが、落ち着きを見せるにはもう少し時間がかかるだろう。
時価総額が大きいFacebook株はインデックス型ファンドの運用者にとって、どうしたってこの株を無視することは出来ない存在だ。
インデックスの運用者は、こういった新規公開があれば、その会社の内容の如何にかかわらずシェアーに応じて組込まざるを得なくなるのだから、必然的に今まで保有してきた株式を処分してそれに備えなければならない。
ただ、そのような調整も実際にFacebookが上場してしまえば一旦は落ち着くわけだ。
下落傾向を見せていたAppleの株やNasdaqの指数がFacebook上場とともにコツンと着ているように見えることは注目しておきたい。
流れの変化が起きているかどうか、見極めるべきポイントに来ているものが多いのだが、特に通貨としてのユーロとドルを見ておきたい。
ユーロそのものは欧州内部の問題なのであるが、裏側にある「ドルそのもの」もこのところ上昇傾向にあって、上に貼りつけたドルインデックス指数もチャート的に重要ポイントに接近している。
ここを上抜けていくのか?再び反落するのかによって今後様々なシナリオが変わってくるだろう。
※ところで上に貼りつけたEURUSDはトレンドを見るために使われている、最近はやりの「平均足」で描画している。 「始値」と「終値」が一般のローソク足とは異なるので注意!
良いところまで来て、そこを突破して新たなゾーンに入るのか、または反転して従来のレンジに回帰していくのか? TOPIXもそんな位置に来ている。
大型株や金融株を代表して今回は野村證券の株価チャートを引用した。
いろんな意味で正念場である日本国のベースを読み取るときに大型株・金融株を監視しておくことは重要だろう。
NYも午後になって、またぞろギリシャのユーロ離脱観測が高まって米国株も軟調な展開となっているようだが、各国の中央銀行の出方も、引き続き重要なファクターとなってくるだろう。
本日、日銀の金融政策決定会合の結果が発表される。
また、FRBの次の一手はどうなる?という話題もでてくるだろう。
ということで、市場最低水準に突っ込んだ後、ほんのちょっとリバウンドしている米国国債の利回り推移を示すチャートも添付しておく。
※参加希望の方は info@mazyoshisystemlabo.com までメールいただくか
Facebook アカウントをお持ちの方は以下のイベントより参加申込みをお願い致します。
http://www.facebook.com/events/371492859564742/
【日時】 5月26日(土曜日) 13:30~16:30
【費用】 一般6,000円 学生4000円
※会員様は各1,000円引き
【場所】 JR山手線大塚(池袋のとなり駅)
【会場】 αレバレッジさんのセミナールールをお借りします。
住所
豊島区南大塚3丁目44-13 クレスト南大塚ビル402号
【定員】 14名様くらいまで
【パソコンの持込】 必須ではありませんが、お持ちいただいても結構です。
メタトレーダー(以下MT4と呼びます)は誰でも、無料で使える優れもののチャート描画ソフトで、
個人投資家さんのみならず、元・現金融プロフェショナルが自宅用にも使える
侮れない市場監視ツールです。
このMT4が有名であるのは以下の特徴からです。
① 様々なブローカーの無料デモ口座に接続することで「無料」で使える。
② FX以外にも世界中の株式市場や金利市場なども監視可能となる。
③ チャートの種類がとても沢山用意されてる
④ EAと呼ばれる自動売買機能がついてる。
これ以外に今回のセミナーでご案内する機能は
*** MT4を経由して
*** マーケットの価格情報を
*** 〈〈〈 リアルタイムで 〉〉〉
*** エクセル上の特定のセルに取込むことができる (もちろん自動で更新する)
というものです。
このセルに取込んだデータを自分の好きなようにアレンジして
無限に活用の幅を広げる事ができます。
更に
リアルタイムデータの他 〈〈〈 ヒストリカルデータ 〉〉〉の入手先としても
活用が可能です。
短期の1分足データの4本値などをcsvファイルに落としてチャート描画や
システムトレードのバックテスティングにも活用が可能です。
【時間割】
第1限 13:30~14:20
1 MT4の概略説明
2 インストール手順
3 様々な初期設定
※ サーバーの変更 ≒ 接続先の変更 方法の説明
4 MT4自身の使用方法の質疑応答
第2限 14:30~15:20
1 MT4とエクセルとのリンクの設定
2 データ取込みの実際解説
3 リアルタイムデータ使用時の注意点確認
4 ヒストリカルデータ取得の実際
第3限 15:30~16:20
1 具体的な応用事例の解説
2 サンプル・シートの解説
3 エクセルシートを作るに当たってのコツの解説
4 質疑応答
なお、私が作成したエクセル・サンプルシートを差上げる予定です。
上記にあります 今回の割引対象となる※会員様とは
A. Mazyoshisystemlabo制 MKTWatcher NKYWatcher のご購入者様
B. 過去のMazyoshisystemlabo主催のセミナーにご参加いただいた方
C. その他、提携証券会社他、提携企業との取決めによって認定された方
となります。
【2012.05.18 FB IPO 記念魚拓】
FaceBook上場初日の、すっ高値の寄付き・・・42.05ドル その後10%程度下落
終値は 38.23で公開価格はぎりぎり 23セント上回る。
【教訓】
転売を考えるのならば、「あなたが買ったあとに更に新しくその銘柄が欲しくなる人がいなければならない」という事を強く自覚しなければならない。
つまり、これ以上ない素晴らしい結果が実現した直後には「買いたい」思いを持っていた人のほとんどは、既に現実の買購買行動に出てしまっていて、振り返ったら後に続く人が誰もいないという状態に気がついてぞっとさせられるのだ。
これを相場の格言では「知ったらしまい」等と言い、報道では事後に「材料は織り込み済みだったため・・・」と表現される。
また先物市場の格言に「初物は売り」というアノマリーが囁かれているが、注目度が高ければ高いほどこの格言が有効となる。
株をやろうとする人にとって「基本中の基本」事項なので、初心者は心に刻んでおくと良いだろう。
【今後】
ところで、Facebook自体しか考えていない人は、「もう、投げるしかない!」という悲壮感に苛まれているかもしれないが、Facebook株にとって幸いだったことは5/14-17の世界の株のパフォーマンス(騰落率)が2012年になってほぼ最悪の結果(SPで5%近い下落)を見せていたことだ。
この外部環境の悪さによって、今回のIPOでFacebook株を買うことを自重させた投資家を一定程度生んだと考えることは、それほど的外れとはいえないだろう。
このことは、全体の相場が底打ちをするような状況となれば、Facebook株も明るい兆しが見えるようになるかもしれないという意見を支持するだろう。
またここでもう一つ抑えておくべき重要なポイントは、Facebook株の時価総額はNASDAQにおいてもかなりのシェアーを占めているわけだから指数取引との裁定をしている者及び指数連動ETFの売買動向がFacebook株の上下動に極めて大きな影響を与えるということだ。
この意味においても昨日のFacebookの上場が「これ以上ない熱狂中の熱狂」という環境の下で行われたという最も悪いケースだったかといえばそうではないわけだ。
Apple株、UNIQLOのファースト・リテイリング株などの人気銘柄が「知ったらしまい」となりがちな中、それでも相場をリードしてきたのが今年の1-3月期の特徴であった。
結局のところFacebook株の今後は、今後の世界の株式市場の状況次第といえるのだろう。
※ このブログ及びリンク先の投資情報は特定の株式への投資や投資手法を勧誘ないし推奨するものではありません。
また。これらの情報の正確さ、完全さ、信頼性に関しては一切責任を持ちません。
具体的な投資行動を起こすに当たっては、必ずご自分で確認作業をしてご自身で判断されることをお願い致します。
アメリカ10年国債の利回りが再び前人未到の1.70%水準まで低下してきた。
原因については各所で語られると思うが、とりあえずチャートを貼り付けておく。
2年と10年のみを拾って、リーマン・ショックを挟んだ金利の推移(約6年間)のものも添付しておく。
いつもお世話になっている岡三オンライン証券さんに提供したサンプルシートの解説です。
※どなたでも同社Facebookページから無料でダウンロードできます。
ざっくりとした説明をしている5分半ほどのビデオになります。
この他、詳しい使い方を解説した、30分弱のビデオもあります。
このシートはRSSを駆使して主に日経先物トレーダーの為に
以下の分析を一つにまとめたものとなります。
1.先物大口注文監視機能 ・・・ 歩み値取得関数を使っています。
2.リアルタイム日経・SQ計算
3.日経225構成銘柄毎 寄与額計算
4.構成銘柄 騰落銘柄数カウント
5.移動平均線+VWAP・位置・傾き表示
上記5つの要素に加えて、構成銘柄の指定した項目のランキング/データソート
(※リアルタイムで自動的に順位が変更されます。)機能を付けました。
データソートに関しても、あえてマクロを使わないで=offset関数と=Large関数
を組み合わせて作るなどのアイディアを駆使しています。
RSSを有効活用していただける一助となりましたら幸いです。
※RSSは、WebのRSSとは異なり Realtime SpreadSheet