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米国債利回とVIX指数の推移 2011年9月23日で終る週

利回り水準が2%以下なのに20Bpもの低下を見せれば、10日もあれば0%を突き破るわけだが(???)22日の米国債券市場の利回りはそれほどの勢いを持って雪崩的に下方スライドを起こした。

世の中の関心のある単語がQE3ではなくLS2(リーマン・ショック2)に移ってきた。

 今回と2008年の9月に起きたリーマン・ショックとの大きな違いは、当時、米国政府がリーマンを潰すという予想を市場はほとんどしていなかったのに対し、今回市場はギリシャはもうだめだろうと思っている点である。
危機が来るかどうか、予め知っているかどうかということは極めて大きな違いだ。
なぜなら、わかっておれば。それに対する対処方法を市場関係者それぞれの立場で摂ることが出来るからだ。
ということで、もし追加的に今現在市場が想定しない事態が起こらないと仮定すれば、上に示したVIX指数が100%近い値に跳ね上がるような市場の激変は無いとする見方は支持されて良いと思われる。

しかし、今回のギリシャ問題に何らかの進展があったときに、V字型の回復を示すかといえば、そうとは限らないと考えておくことも重要だ。
 実際のところ2008年のリーマン・ショックの影響はその後、数カ月に及び、具体的には、事件が起きたのが9月半ばで合ったのに対し株式市場の最大の崩落は10月半ばに起こったわけだ。

そんなことから、今回の欧州の財政ショックに対しては過度な緊張を維持する必要はないものの、少し長い目で警戒を怠らないことを心がけるべきであろう。

※ 本日はパーセンテージで表されるマーケットのチャートを示している。

これらの価格でない表示形式のものの分散を中長期的に見ようとするときには「正規分布」よりも「対数正規分布」で考えたほうが良い場合が多い。
そこで、今日は長期のVIXや米国10年債利回りの推移を対数目盛で表示したチャートを引用した。

対数目盛で見たとき、VIXにしても米国10年債利回りにしても、ルビコン河をまさに渡るのか否か?といった瀬戸際に来ているように見えることに留意されたい。

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