【厳重注意】 ここ数日マーケット環境は、急変している。
米国国債10年債が3週間ぶりに再び2%を割りこんだ。
株価指数自体はまだ少し、今のところWボトムになっているように見える水準まで距離があるけれど、VIXその他も低下していたところからジャンプアップしてきている。
9月に第2リーマン・ショックがおきなかったのは、市場がその危険性を感じ警戒していたからだ。
10月に入ってのこの急変は、その緊張感が緩んでなんとか正常化できるかも知れないと高をくくり始めた矢先にで、はしごを外されたような格好になりつつあるのかも知れない。
イタリア国債の10年が6%を超えてきて、スペインやその他欧州のソブリンものが売られている。
もし自動車の車両保険に入っていて、事故を起こした後になって、「今回は半損ですから保険金は支払いません」などという話になったあと、それまでどおり車に乗り続けることを躊躇しない人がいるだろうか?
こともあろうにISDAが、今回のギリシャ国債のドタバタをクレジットイベントとしないとの見解を示したことは、ほとんど自殺行為である。
これはデリバティブ市場の大きな後退を意味するだけでなく、ヘッジツールを失った、現物市場こそ大きな打撃をうけることになろう。
イタリア国債やスペイン国債の投資にはもはや信頼できる車両保険をつけることができているのかいないのか? それすらはっきりしないままに、ものすごく厳しい悪路のドライブが今しばらく、いやひょっとすると今後10年オーダーで続くかも知れないわけだ