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先日の NY市場での 瞬間的大幅安を考えてみた

先日の NY株式市場などでの 瞬間的大幅安をちょっと考えてみました。

以下に述べる話は、いつもながらまつよしの個人的妄想でもある「仮説」をたてた考え方を述べたものです。
したがって検証などしていない(そもそもできない)わけですから、他所に引用される場合は、あくまで想像である点を協調してくださいませ。

【以下本論】

日本時間5月5日から6日にかけてのNY市場で 瞬間的にNYダウが前日比9%近い急落があった。 しかしながら、それはことなく急速に回復し、引けでは3%程度の下げとなりました。
※3%安であってもかなり大きな下げですが。

このとき、どこの市場が引き金を引いたのか、一部ではグローベックスでの俗に”e-mini”と呼ばれているS&P指数の先物の電子取引にて桁違いの売り注文がでたためとされていますが、真相はまだ分かってません。

このとき、確かにあらゆる金融マーケットで瞬間的に異常値と思われるほど前日の終値と乖離した取引が見られました。

特にドル円が前日比で瞬間的に4円超も下げ 88円(一部では87円台でも取引があったとも言われています)が付いたのは、最近にないレベルであって、統計的には異常値に入ってもおかしくない値動きです。

※ユーロドルが同日つけた安値を昨日抜きましたが、昨日のドル円のレベルは、88円とは遠く離れた92円台後半でした。


この一つの市場の大きな値動きがアッというまに他の市場に伝播していく事は、市場のテクノロジー発達と非常に大きな関係があることを否定される方は少ないでしょう。

さてここで、私が指摘したいのは、これらの市場間のコーリレーション(相関)などを元に売買をおこなうときに

既にコンピューターの人工知能(AI)による市場観察と自動発注システムが、極めて広く一般に行われているという事実です。


以下人工知能(AI)による市場モニターをつかってできることをまとめてみると

① 市場においてあるデータがあったおきに積極的にそれを使って自動発注に利用する

一番簡単な例としては「逆指値注文」の自動発注。
自分がある証券を買い持ちにしているときに、ある価格まで値段が下落したときに、市場に対して自動的に成り行きで売りを行いポジションをクローズさせようとする自動取引です。

② 市場においてあるデータがあったおきに消極的にそれを使ってオーダーをキャンセルすることに利用する


さてこの②がこのトピックの重要ポイントです。

どこかの市場で異常事態が起きた時に、<とくにリスク管理の観点から> 新規の取引をおこなうことを一時中止することは極めて自然な投資行動です。

具体的には NY株式市場が大きく下落しているのだから為替取引においてドル円やポンド円などの買い注文はいったん全部取消しておこうという発想です。

ここで想像して下さい。
市場参加者のかなりの多くの割合の人々が上の状態を自動処理する売買システムを保有して、科学的にリスク管理を行っている状態におかれた市場を・・・

そのキャンセルのトリガーがNY株式市場の下落3%にセットされていて、そうすることが市場の生き残り方法の一つとして広く一般に認知され、認知されるだけでなくAIによる自動制御が多くの市場参加者にとって容易に行えるとしたら。

つまりこの条件下では「誰の目にも明らかな市場の異常値」が観測さえたとき、市場にある新規のドル円・クロス円のビッドがAIの指示により一斉に消えるのです。

市場関係者が青ざめる瞬間ってご存知でしょうか?
それは、買い持ちなのにそれを転売したいときに、転売する相手先、つまり今市場にある買い注文が、一瞬にして消えちゃう場面です。

この状態であると、ほんのわずかな成り行き注文であっても、すべての売りが消化されるまで、どんどん下の買い注文まで自動的にヒットされていってしまい、とんでもなく安い値段になてしまうわけです。


そしてこの新規買いを一時停止するAIによるリスク管理に、大きな売り注文が、ある市場で出たとAIが観測したときに、関連するすべての市場の買注文を取消しておくようなプログラムをつけておけと、市場部門の管理職とかコンプラ担当者がプログラマーに支持をすることは極めて自然なことです。

再び想像してみてください。

多くの市場参加者が同じようなトリガーにおいて、新規注文をミリセカンドといった超高速で取消すことができる状態にすでにわれわれは突入しているのです。


この日の市場の急変動をSECで調べていますが、まだ理由がよく分からないとのことです。

仮に大口の注文によって無理やり市場が動いたならば、事実としての約定記録は少なくとも取引所のコンピュータの履歴に残っているはずですから、すぐにわかるはず
でも、いまだに発表さていない。

聞くところによると、この大きく価格が動いた時間帯は、それにもかわらず、その部分における取引高が異常に膨らんだわけではないらしいのです。

このことは、あるべき買い注文を一斉にキャンセルするシステムが広く一般に広まった世界での出来事からの類推と矛盾しません。

逆張りサイドの新規注文を一瞬にして 市場参加所の多くが取消すことができる システム売買全盛時代が 既に始まっているのでしょうか?

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